陰陽論とは


太極図を知ろう

陰陽論とは五行論の土台となっている学問で、いわば東洋医学=中医学の基礎となる学問です。

身近な所に組み込まれている陰陽論の考え方をここで学んでみましょう。

 

陰陽論で重要となるのが…

です。

 

みなさん一度は見たことがあるかもしれませんね。

陰陽論はこの図に全ての意味が込められていると自分は考えています。

 

と、言っても初めてこの図を見てもみなさん「?」が頭に浮かぶと思いますので、順を追ってお話していきたいと思います。

 


陰と陽は常に揺れ動く

太極図は一見勾玉が二つ合わさっているだけの様に見えますね。

それでは太極図は一体何を表しているのでしょうか?

 

それは

の様に表されています。

 

 

この図からわかる様に…

 

陽の中には陰があり、陰の中には陽がある

 

ことがわかりますね。

 

この様に陰と陽は常に揺れ動きながら互いのバランスを保っています。

 

この事から、陰か陽どちらかが100%になる事はないことがわかります。

これは男性の中にも女性的な面があり、女性の中にも男性的な面があることからもわかるかと思います。

 

 

また、

 

陽に傾いた状態=仕事をやり過ぎた後は、陰に傾く=何もしたくなくなる

 

といった事を経験したことはありませんか?

 

これは陰と陽のバランスを保つために、陽に傾いた後は必ず同じ分だけ陰に傾くため起こってしまうのです。

この事から何事も腹八分目が丁度良いのがわかりますね。

 

 

陰と陽のバランスが取れている状態を

中庸(ちゅうよう)

 

と言います。

 

私生活も仕事も中庸を心掛けていきたいですね。


万物は陰と陽に分けることができる

みなさんも周知の通りだと思いますが、この世には

 

・朝があれば夜がある

・火があれば水がある

・表があれば裏がある

・男がいれば女がいる

 

など、万物にはそれぞれ相反するものが存在します。

 

つまり、陰陽論の考えでは万物を陰と陽に分けて考えることができるわけです。

「陽は発散する力」「陰は収束する力」と言われています。

陽は活動的なエネルギーで陰は安静的なエネルギーと表した方がわかりやすいかもしれません。

また、熱気=陽は上昇していきますが、冷気=陰は下降していきます。

 

この様に万物は陰と陽に分けることができ、互いにバランスを保っているのです。


相反するものは相補う

陰陽論をより具体的に考えてみましょう。

陰陽論では万物を陰と陽に分けることができ、バランス=中庸が大事であると述べました。

 

これを社会に当てはめると…

 

男性だけでは社会は成り立ちませんし、女性だけでも社会は成り立ちません。

 

どちらかが大切、なのではなく、どちらも大切

 となるわけです。

 

 

この世はバランス=中庸です。

 

 

相反するものは相補う

 

という言葉がありますが、対となる存在がいる事でより自分自身が際立ちます。

これはライバルの存在であったり、男女の関係だったりがそうですね。

 

相反する存在や物事を邪険に扱うのではなく、自分の足りない部分を補ってくれている、と思えるとより良い見方が発見できるかもしれません。


※下記の画像から気になる画像をクリックすると、それぞれの説明へと移ります。



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